株式会社 連合設計社市谷建築事務所
東京都千代田区
商品|スーパー白洲そとん壁W
1957年、4人の建築家が連合設計社市谷建築事務所を設立。
半世紀以上たった今でも創業者の文化を継承しながら、お客様とお客様の暮らす街にとって大切な存在づくりを目指しています。
連合設計社市谷建築事務所の手がける作品の多くにシラス外装材「スーパー白洲そとん壁W」が採用されています。
「く」の字ハウス 外装 スーパー白洲そとん壁W W-121 スチロゴテ仕上げ
新潟市近郊、由緒ある神社が祀られた弥彦山の東麓、信濃川のつくる南北に細長い扇状地をはさんで奥羽山脈を遠くに望む場所に計画されたモデルハウス。モデルハウスは広大な敷地の一角にあり、広場を中心として順次整備を進めている中でのプロジェクト。建物の大まかなかたちは周囲の状況を読み取った結果を素直に反映している。
シラス外装材について、代表 戎居(えびすい)連太氏にお話を伺いました。
「そとん壁はいいですよ。ほんとに。
設計事務所は、そとん壁の素材自身のクオリティ、テクスチュア、素材に対して話しますが、お客様もそれに関してはグレードが違うと認識されています。
ただ、それだけでは弱くて…
お客様は、10年経過してどうか、白い壁が好きだけれど汚れるのではないか等の不安を抱えています。
だから、汚れたら高圧洗浄をすればいいとか、クラックはまったくゼロとはいわないけれど他の製品と比べて構造的にも研究がなされていること、メンテナンスやサービスに関してもメーカーが対応しているというのは、非常に安心感があります。
自然素材の材料の中で、そとん壁は様々なクレームやアフターも含め、次世代にむけての商品力があると僕は思っています。
汚れた場合の説明責任を果たしているかとか、自然素材が自然のものである価値だけで終わっていないのがいいのではないでしょうか。」
シラス外装材の特徴である超長期メンテナンスフリーに対して、高い評価をいただいています。
「素材に対してクライアントが持つあこがれと不安。
そとん壁は、この“不安”を解消するホスピタリティーがあるので、あこがれと安心を併せ持つ素材であると思っています。」
Koga Cort House 外装 スーパー白洲そとん壁W W-121 スチロゴテ仕上げ
戎居氏とシラス壁との出会いについてお聞きしました。
「僕の近しい人たちがシラス壁を使っていたこともあり、それを見ていいなと思っていました。」
「以前、僕らが自然素材で使っていたのは、漆喰や土壁等でした。
湿式の壁は割れ易く、かといって乾式の壁だけに流れたくはありませんでした。
自然素材の左官とか吹付においてもクラックの問題があり、目地をつけなければならないのがいやでした。」
そとん壁は、自然素材の左官材でありながら目地をつけなくてもいい点においても評価いただいています。
福井県K様邸 外装 スーパー白洲そとん壁W W-121 スチロゴテ仕上げ
これからは設計デザインもサービスやホスピタリティーを求められるようになると話す戎居氏。
「クライアントが本当に喜んでもらうために僕らの職種があると考えると、建築家の作品趣味だけで家を提供することには疑問があります。
一方で、建築家はお客様に言われたことだけをやればいいという仕事ではありません。
それらを考えると、作品をつくるぐらいの強さがなければなりません。
だから、すべての素材に対しても説明責任を果たすのが私たちの責任だと思っています。」
美容室に行くとき自分がなりたい髪形の写真を持っていくと同じように、いまやクライアントが住まいのイメージ写真を持参してくる時代だと言います。
「クライアントとの関係で、重要視しているのは説明と確認です。人は気持ちや想いを100%言葉にすることはできないので、敷地を見に行くことやクライアントの話を聞くこと、クライアントの暮らしを見ること、そしてマイナス要因もきちんと確認するようにしています。」
ひだまりの家 外装 スーパー白洲そとん壁W W-121 かき落とし仕上げ
「滞在型モデルハウス」の計画を含むプロジェクトの中で、ランドスケープデザインは、敷地全体の、すなわち「ひだまりほーむ(岐阜県岐阜市)」という企業体のエントランスとしての佇まいの在り方の模索であり、既存の建物を一体の統合された建築群として整備することが目指された。
連合設計社市谷建築事務所の設立者のひとりに、80歳を迎えた今でも現役で活躍する日本を代表する建築家 吉田桂二氏がいます。
「吉田桂二氏に会ったのは、僕が大学生のとき。直接の影響は事務所に入ってからです。
自分の手を動かせ、感じろ、そしてとにかく自分の職域を限定するなという人です。
自分が建築家だと規定し不自由になるのと、規定をはずしたときに自由になるのとではどちらがいいのかと。職人と同じ関係で話ができるのとできないのとではものづくりの可能性が変わるということを教えられました。」
戎居氏曰く、過去の人間の協和がまさに吉田桂二氏とのこと。
吉田氏が経験した協和から生まれる可能性のすばらしさを伝えたかったに違いありません。
創業者の想いに新たなエネルギーが加わり、これまでにない設計事務所として歩みはじめた連合設計社市谷建築事務所。
設計デザインという枠を超えて、クライアントと向き合い、その未来を安心へと導く真のホスピタリティーを持っています。
だからこそ、シラス壁が果たす役割の責務を感じずにはいられません。
時代とともに成長し続け、これからも建築設計界をリードしていくことでしょう。
連合設計社市谷建築事務所
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