壁紙の代わりにシラス壁!コスト・メリットを徹底比較

2025/03/12(水) シラス壁コラム

家の壁をリフォームしたり、新築する際に「壁紙にするか、それともシラス壁にするか?」と悩む人も多いのではないでしょうか。

この記事では、シラス壁とは何か、どんなメリットがあるのか、壁紙と比べてコストはどうなのかをわかりやすく解説します。


シラス壁とは?

シラス壁は、火山灰の一種である「シラス」を主成分とした塗り壁です。主に鹿児島県や宮崎県で採れるシラスを原料にしており、自然素材100%の壁材として注目されています。

日本の伝統的な塗り壁と似ていますが、シラス壁は調湿性や消臭性に優れているのが特徴です。


シラス壁のメリット

シラス壁には、以下のようなメリットがあります。

調湿効果がある

シラス壁は湿気を吸収したり放出したりする力があり、室内の湿度を適度に保ちます。夏のジメジメした時期や、冬の乾燥した時期でも快適に過ごせます。

消臭効果がある

シラス壁にはニオイを吸収する性質があり、ペットのニオイや料理のニオイ、タバコのニオイなどを軽減してくれます。

 化学物質を含まない

シラス壁は自然素材100%で作られているため、化学物質を含まず、アレルギーやシックハウス症候群のリスクを減らすことができます。

 耐久性が高い

一般的な壁紙は10〜15年ほどで張り替えが必要ですが、シラス壁は適切にメンテナンスすれば数十年使い続けることができます。

 デザイン性が高い

シラス壁は塗り方によってさまざまな風合いを出せるため、和風・洋風どちらのインテリアにもマッチします。


シラス壁のデメリット

施工費が高い

シラス壁は左官職人が手作業で塗るため、壁紙に比べて施工費が高くなります。

施工に時間がかかる

壁紙は数時間で貼れますが、シラス壁は塗る作業や乾燥時間を考慮すると、完成までに数日かかることもあります。

汚れがつきやすい

シラス壁は表面がザラザラしているため、手垢や汚れが付きやすく、一度付くと落としにくいことがあります。


壁紙とシラス壁のコスト比較

壁紙とシラス壁のコストを比べると、一般的には以下のようになります。

項目
壁紙(ビニールクロス)
シラス壁
材料費 1000〜3000円/㎡ 3000〜10000円/㎡
施工費 1000〜2000円/㎡ 4000〜8000円/㎡
耐久性 10〜15年 30年以上
メンテナンス 張替え必要 部分補修可能
調湿・消臭効果 なし あり
デザイン性 豊富なデザイン 自然な風合い

 

初期費用だけを見ると壁紙のほうが安く済みますが、長期的な視点で考えるとシラス壁のほうがコストパフォーマンスが良い場合もあります。


どんな人にシラス壁がおすすめ?

・アレルギーやシックハウス症候群が心配な人

・家の湿気やニオイが気になる人

・ナチュラルなインテリアが好きな人

・長く使える壁材を選びたい人

逆に、「初期費用をできるだけ抑えたい」「すぐに仕上げたい」という人には壁紙のほうが向いているかもしれません。


まとめ

シラス壁は壁紙よりもコストは高いですが、調湿・消臭効果や耐久性の高さなど、多くのメリットがあります。

特に健康や快適な住環境を重視する人にとって、シラス壁は魅力的な選択肢です。

どちらを選ぶかは、ライフスタイルや予算に合わせて考えましょう!


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