シラス壁で叶えるエコ住宅!電気代削減にもつながるって本当?

2025/04/07(月) シラス壁コラム


はじめに

最近、エコ住宅の話題をよく耳にするようになりました。地球環境を守るために、省エネルギーやエコな素材を使った家が注目されています。その中でも、「シラス壁」という素材が注目を集めているのをご存じですか?シラス壁は、見た目もおしゃれで、自然な風合いが魅力的なだけでなく、実は電気代の削減にも大きな役割を果たすことができるのです。

でも、「シラス壁って本当に電気代を削減できるの?」と思う人もいるでしょう。そこで今回は、シラス壁の特徴やその効果について、わかりやすく解説していきます。


シラス壁って何?

まず、「シラス壁」とはどんなものかを簡単に説明します。シラスとは、火山の噴火によって生まれた細かい粒子のこと。主に九州南部に広がるシラス台地から採れる自然素材です。軽くて、通気性や調湿性に優れているのが特徴です。シラス壁は、このシラスを主成分として作られた壁材で、主に日本の住宅に使われています。

シラス壁は、一般的な壁材と比べて、自然素材で作られているため、化学物質を含まず、環境にも優しいとされています。さらに、シラス壁は見た目にも独特な風合いがあり、部屋に温かみを与えてくれます。


シラス壁の特徴とその効果

シラス壁が注目されている理由は、そのさまざまな効果にあります。特に、エコ住宅にぴったりな特徴が多くあります。ここでは、シラス壁の特徴をいくつか紹介します。

1. 優れた調湿性能

シラス壁の最大の特徴は、「調湿性能」にあります。シラスは湿気を吸収したり、逆に乾燥した空気を放出したりする特性を持っているため、部屋の湿度を一定に保つことができます。湿気が多いときは湿気を吸い取り、乾燥しているときは湿気を放出するため、快適な空間を作り出すことができるのです。

湿度が一定に保たれることで、エアコンや除湿機の使用頻度を減らすことができ、結果として電気代を節約することができます。

2. 高い断熱性

シラス壁には優れた断熱性があります。断熱性とは、外部の温度が室内に伝わりにくくする能力のことです。冬は温かい空気を室内に保ち、夏は外からの熱を遮断するため、エアコンや暖房の使用を減らすことができます。

その結果、冷暖房の効率が良くなり、電気代の節約につながります。

3. 自然な風合いと空気清浄

シラス壁は見た目がナチュラルで、部屋に温かみを与えることができます。さらに、シラスには「空気清浄効果」があり、部屋の中の空気をきれいに保つ役割も果たします。これは、シラスが空気中のニオイのもとや化学物質を吸収・分解するためです。特にアレルギーや化学物質に敏感な人にはありがたい効果です。

シラス壁が電気代削減にどうつながる?

では、シラス壁がどのようにして電気代の削減に貢献するのでしょうか?

1. エアコンや暖房の使用頻度が減る

シラス壁の優れた断熱性能と調湿機能は、冷暖房の使用頻度を減らす効果があります。例えば、夏は外の熱が室内に伝わりにくいため、エアコンをつけても冷たい空気が逃げにくく、効率的に冷やすことができます。逆に冬は、外からの冷気が入らないため、暖房をあまり強くしなくても、部屋が温かい状態を保つことができます。

これにより、エアコンや暖房を長時間使用する必要がなくなり、電気代が大きく削減されます。

2. 湿気の調整でエアコンの負担が減る

湿度が高いとエアコンの冷房効率が落ち、除湿をしなければならなくなります。しかし、シラス壁が湿気をうまく調整してくれるため、エアコンをつけたときに冷房の効率がよくなります。湿度が一定に保たれることで、エアコンの能力が最大限に発揮され、無駄な電力消費を抑えることができるのです。

3. 室内の温度差を減らす

シラス壁は、部屋の温度を均等に保つ効果があります。壁が熱や冷気を伝えにくいので、室内の温度が一定に保たれ、温度差が少なくなります。これにより、エアコンや暖房の効き目が良くなり、温度調節が簡単になります。結果として、無駄な電力消費を防ぎ、電気代が削減されます。


他の壁材との比較

シラス壁のメリットをさらに理解するために、他の一般的な壁材と比較してみましょう。例えば、ビニールクロスは、断熱性や調湿性が低く、湿度の高い日や暑い日にはエアコンや暖房に頼ることが多くなります。そのため、電気代が高くなりがちです。

一方、シラス壁は自然素材を使用しており、環境にも優しく、健康的な住環境を提供します。また、電気代の削減という観点でも、シラス壁は他の壁材に比べて優れた効果を発揮します。

シラス壁のデメリット

もちろん、シラス壁にもデメリットがあります。まず、施工には専門的な技術が必要であり、他の壁材に比べて施工費が高くなることがあります。また、シラス壁は特に湿気が多い場所には不向きで、湿度が極端に高い場所では効果を発揮しにくいこともあります。

さらに、シラス壁は他の壁材と比べて耐久性がやや劣ることがあるため、定期的なメンテナンスが必要になることもあります。


まとめ

シラス壁は、その優れた断熱性や調湿性、さらには自然素材であることから、エコ住宅にぴったりの選択肢と言えます。特に、冷暖房の使用頻度を減らし、湿気の管理をうまく行うことで、電気代の削減にもつながります。もちろん、デメリットもありますが、エコ住宅を実現したい方にとっては、シラス壁は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

もし、あなたが電気代を削減したい、そして環境にも優しい家を作りたいと考えているのであれば、シラス壁を取り入れたエコ住宅をぜひ検討してみてください。


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