リフォームで後悔しないために!壁材選びのポイントを徹底解説
家のリフォームを考えたとき、壁材選びはとても重要なポイントです。壁は部屋の印象を大きく左右するだけでなく、住み心地にも関わります。適切な壁材を選ばないと、「思っていたのと違う……」と後悔することにもなりかねません。
そこで今回は、リフォームで後悔しないために、壁材選びのポイントをわかりやすく解説します。
壁材の種類と特徴
壁材にはさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。代表的な壁材について見ていきましょう。
ビニールクロス(壁紙)
- 特徴:
・一番ポピュラーな壁材で、種類が豊富
・デザインが多彩で、インテリアの幅が広がる
・比較的安価で施工も簡単
- メリット:
・デザインの選択肢が多い
・施工が短期間で済む
・汚れにくい加工が施されたものもある
- デメリット:
・経年劣化しやすく、剥がれることがある
・湿気の多い場所ではカビが発生しやすい
塗り壁(シラス壁・漆喰・珪藻土など)
- 特徴:
・自然素材でできているため、健康に優しい
・調湿機能があり、室内の湿度を調整する
- メリット:
・見た目が高級感のある仕上がりになる
・断熱・防音効果が期待できる
・調湿性能があるものもある
- デメリット:
・施工費用が高め
・ムラができやすく、DIYには不向き
・汚れたときの掃除が難しい
木材(板張り)
- 特徴:
・自然な風合いが魅力的で、温かみのある雰囲気を作れる
・無垢材と合板の2種類がある
- メリット:
・経年変化を楽しめる
・断熱性が高く、冬でも暖かい
・耐久性が高い
- デメリット:
・価格が高め
・メンテナンスが必要(塗装や防腐処理)
・湿気による変形の可能性がある
タイル
- 特徴:
・キッチンや浴室などの水回りでよく使われる
・高級感があり、耐久性も高い
- メリット:
・耐水性が高く、カビが発生しにくい
・デザイン性が高く、オシャレな空間を作れる
・耐久性があり、傷や汚れに強い
- デメリット:
・施工費用が高い
・目地に汚れがたまりやすい
・ひんやりとした感触になることがある
壁材選びで気をつけるべきポイント
予算をしっかり決める
壁材の種類によって価格が大きく異なります。リフォーム全体の予算を考えたうえで、どの壁材にするかを検討しましょう。
- 目安となる価格帯:
・クロス(壁紙):1,000〜3,000円/㎡
・塗り壁(漆喰・珪藻土):3,000〜10,000円/㎡
・木材(板張り):5,000〜15,000円/㎡
・タイル:8,000〜20,000円/㎡
部屋の用途に合わせる
部屋の使い方に応じて、適した壁材を選ぶことが大切です。
- 例:
・リビングや寝室 → 自然な風合いの木材や塗り壁
・子ども部屋 → 汚れに強いクロス
・キッチンや浴室 → 耐水性のあるタイル
メンテナンスのしやすさ
長く住む家だからこそ、お手入れのしやすさも重要です。特に小さな子どもやペットがいる家庭では、汚れに強い壁材を選ぶと良いでしょう。
デザインとのバランス
壁材は部屋の印象を大きく左右するため、インテリアの雰囲気に合うかどうかもチェックしましょう。
施工のしやすさとDIYの可否
DIYを考えている場合、クロス(壁紙)は比較的簡単に施工できますが、塗り壁やタイルはプロに任せたほうが無難です。
こんな壁材の選び方はNG!
リフォームで後悔しないために、やってはいけない壁材選びの失敗例を紹介します。
コストだけで決める
安い壁材を選んだ結果、すぐに劣化して再リフォームが必要になってしまうことも。初期費用だけでなく、長期的な視点で考えましょう。
部屋の環境を考えずに選ぶ
湿気の多い場所に変形しやすい材料や不適切な壁材を使うと、すぐにトラブルのもとになります。特に浴室やキッチンは耐水性を重視しましょう。
実物を確認せずに決める
カタログやネットの画像だけで決めると、実際に貼ったときの雰囲気がイメージと違うことも。サンプルを取り寄せて確認しましょう。
まとめ
壁材選びは、リフォームの成功を左右する大切なポイントです。価格だけでなく、部屋の用途やデザイン、メンテナンス性などを総合的に考えて選びましょう。
「この壁にしてよかった!」と思えるように、しっかり比較・検討して後悔のないリフォームをしてくださいね。
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