夏は涼しく冬は暖かい家づくりのポイントは?シラス壁が鍵!

2025/02/18(火) シラス壁コラム


快適な住まいに必要な「断熱性」と「調湿性」

家を建てるとき、多くの人が気にするのは「夏の暑さ」と「冬の寒さ」です。その解決策として重要なのが「断熱性」と「調湿性」。この2つがしっかりしていると、快適な室内環境を保ちやすくなります。

断熱性とは?

断熱性とは、家の中の温度を外気の影響から守る性能のこと。冬は暖房の熱を逃がさず、夏は外の暑さを家の中に入れにくくする役割があります。

例えば、断熱性の低い家では、冬に暖房をつけても部屋がすぐに冷えてしまったり、夏はエアコンをつけてもなかなか涼しくならなかったりします。これでは光熱費もかさみ、住み心地も悪くなってしまいます。

断熱性の高い家なら、少ないエネルギーで快適な室温をキープでき、電気代の節約にもつながります。また、冬場のヒートショック(急激な温度変化による健康リスク)の防止にもなるため、健康面でもメリットが大きいのです。

調湿性とは?

調湿性とは、室内の湿度を適切にコントロールする性能のこと。湿度が高すぎるとカビやダニが発生しやすくなり、逆に乾燥しすぎると喉や肌にダメージを与えてしまいます。

特に日本は四季がはっきりしているため、梅雨時は湿気が多く、冬は乾燥しがち。調湿性の高い家なら、こうした季節の変化に対応し、一年中快適な湿度を保つことができます。

また、調湿性が高い家は結露が発生しにくいため、カビやダニの発生を抑え、家の劣化を防ぐ効果もあります。これにより、家を長持ちさせることができるのです。


シラス壁とは?

断熱性と調湿性の両方を兼ね備えた家を作るには、どんな材料を使えばいいのでしょうか?
その答えの一つが「シラス壁」です。

シラス壁の原料

シラス壁は、火山の噴火によって噴出したマグマが急速に冷やされ、長い年月をかけて風化した堆積物「シラス」を原料とした壁材です。シラスはガラス質を多く含み、非常に細かい粒子構造を持っています。そのため、軽量で通気性が高く、環境にも優しい天然素材として注目されています。

シラス壁のメリット

  • 高い調湿性シラスには無数の小さな穴(多孔質構造)があり、空気中の湿気を吸ったり放出したりする働きがあります。そのため、ジメジメした梅雨の時期でも、カラッと快適な室内環境を保てます。
  • 優れた断熱性があるシラスの構造には空気を含む小さな隙間が多くあり、これが断熱材のような役割を果たします。そのため、外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい空間を作ることができます。
  • 消臭効果シラス壁はニオイを吸着・分解する働きがあり、タバコやペットのニオイ、料理の匂いなどを和らげる効果があります。
  • 抗菌・抗ウイルス効果シラス壁の素材には自然由来の抗菌・抗ウイルス作用があり、室内の空気を清潔に保つ働きがあります。これにより、風邪やインフルエンザなどのウイルス対策にもなり、健康的な生活環境を実現できます。

シラス壁を取り入れた家づくり

シラス壁を使った家は、自然素材を活かした快適な住まいになります。では、実際にどのように取り入れればいいのでしょうか?

どの部分にシラス壁を使う?

シラス壁は、家のさまざまな場所に使うことができます。

  • リビング:人が集まる場所なので、調湿性や消臭効果を活かせます。
  • 寝室:快適な湿度を保てるので、安眠しやすくなります。
  • 子ども部屋:抗菌・抗ウイルス効果により、健康的な空間に。
  • 玄関:靴のニオイを抑える効果が期待できます。

施工のポイント

シラス壁を取り入れる際には、専門の施工業者に依頼するのが安心です。塗り方や仕上げによって質感やデザインも変わるので、家の雰囲気に合わせた施工方法を選ぶと良いでしょう。


まとめ

家の快適さを左右する「断熱性」と「調湿性」。これらのバランスが取れていると、一年を通じて心地よい住環境が実現できます。

シラス壁は、自然の力を活かして快適な室内を作る優れた素材です。湿度を調整し、断熱効果を高めるだけでなく、消臭や抗菌・抗ウイルス効果も期待できます。そのため、健康的で過ごしやすい住まいを求める方にぴったりの選択肢です。

自然素材の持つ力を活かした家づくりを考えている方は、ぜひシラス壁を取り入れてみてはいかがでしょうか?家族みんなが快適に過ごせる理想の住まいが実現できるかもしれません。


ダウンロード版資料請求   郵送版資料請求

 

1ページ (全3ページ中)