高温多湿の日本に最適!シラス壁でつくる夏も冬も快適な家

2025/02/17(月) シラス壁コラム


シラス壁とは

日本の夏は蒸し暑く、冬は乾燥しがち。そんな環境の中で快適に暮らせる家をつくるために、「シラス壁」という自然素材の壁が注目されています。シラス壁とは、火山噴出物である「シラス」を主成分とした塗り壁のこと。九州地方を中心に広く分布するシラスは、多孔質な構造を持ち、優れた調湿性や断熱性を発揮します。


シラス壁の特徴とメリット

①調湿効果でジメジメ解消

シラス壁の最大の特徴は、湿度をコントロールできること。空気が湿っているときは余分な湿気を吸収し、乾燥しているときは水分を放出します。これにより、梅雨時期のジメジメ感を和らげ、冬場の乾燥を防ぐことができます。

② カビ・ダニの発生を抑える

湿気がこもりやすい家では、カビやダニが発生しやすくなります。しかし、シラス壁は湿度を調整することで、これらの発生を防ぐ効果が期待できます。アレルギーが心配な方や、小さなお子さんがいる家庭にも最適です。

③ 消臭効果で空気をクリーンに

シラス壁には、ニオイを吸収・分解する力があります。例えば、ペットのニオイやタバコの煙、料理の匂いなどを軽減し、家の中の空気を快適に保ちます。

④ 断熱性・保温性に優れている

シラスは熱を伝えにくい性質を持っています。そのため、夏は外の熱気をシャットアウトし、冬は室内の暖かさを逃しにくくなります。エアコンの使用を抑えられるため、省エネ効果も期待できます。

⑤自然素材で健康にやさしい

シラス壁は、化学物質を含まない自然素材でできています。ホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着し、室内の空気をきれいに保つ働きがあります。そのため、シックハウス症候群が気になる方にもおすすめです。


シラス壁を取り入れる方法

新築やリフォームで採用する

シラス壁は、新築住宅だけでなく、リフォームでも取り入れることが可能です。既存の壁に塗ることもできるため、比較的手軽に導入できます。

部分的に採用するのもOK!

家全体にシラス壁を取り入れるのが難しい場合は、リビングや寝室、玄関など、一部の部屋だけに使用するのも良い方法です。特に湿気やニオイが気になる場所に施工すると、その効果を実感しやすくなります。

DIYで挑戦する

最近では、DIY用のシラス壁材も販売されています。自分で壁を塗ることで、コストを抑えながら自然素材の魅力を楽しむことができます。


シラス壁のメンテナンスと注意点

日常のお手入れ

シラス壁は静電気が発生しにくいため、自らホコリを吸着することはありません。従って、頻繁なお手入れは必要ありません。万一ホコリが付いた場合は、軽くはたきで払うか、「はたき」「ダスター・クリーントロン」などの道具を使い、優しく取り除くのがおすすめです。水拭きは避け、専用の補修材を使用すれば汚れや傷を修復できます。

施工の注意点

シラス壁の性能を最大限に引き出すためには、適切な施工が重要です。DIYで行う場合は、事前にしっかりと施工方法を学ぶことが大切です。

まとめ

シラス壁は、日本の高温多湿な気候にぴったりの自然素材の壁です。調湿効果や断熱性、消臭効果など、さまざまなメリットがあり、健康にもやさしいため、快適な住まいをつくるのに最適です。新築やリフォームを検討している方は、ぜひシラス壁を選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?


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