家族の健康を守る家とは?シラス壁の知られざる効果

2025/02/03(月) シラス壁コラム

 


はじめに

家は家族が毎日を過ごす大切な場所です。だからこそ、「健康にいい家」に住みたいと思うのは当然のこと。でも、具体的にどんな家が健康的なのか、意外と知られていないかもしれません。

今回は、自然素材の「シラス壁」に注目して、その効果やメリットを詳しく紹介します。シラス壁は、見た目が美しいだけでなく、家族の健康を守る驚きの力を持っています。


シラス壁とは?

シラス壁は、火山の噴火によって生まれた「シラス」という自然素材を使った壁材です。シラスは九州地方を中心に広く分布している白い軽石のような砂で、昔からさまざまな用途に利用されてきました。

このシラスを主成分とする壁材は、塗り壁として住宅や店舗に使われています。では、シラス壁にはどんな特徴があるのでしょうか?


シラス壁が健康にいい理由

シラス壁が健康にいいとされる理由は、大きく分けて次の5つです。

調湿効果でカビやダニを防ぐ

シラス壁は、空気中の湿気を吸ったり吐いたりする「調湿機能」を持っています。湿度が高いときは湿気を吸い、乾燥すると湿気を放出してくれるため、室内の湿度を快適な状態に保つことができます。

湿気が多いと発生しやすいカビやダニを防げるので、アレルギー体質の人にも優しい環境を作ることができます。

空気をきれいにする消臭・有害物質の吸収効果

シラス壁には、空気中の臭いを吸着する効果があります。料理のにおいやタバコの煙、ペットのにおいなどを自然に和らげてくれます。

また、家具や建材から発生する「ホルムアルデヒド」などの有害物質を吸収・分解する力もあり、シックハウス症候群のリスクを減らすのに役立ちます。

マイナスイオンを発生させる

シラス壁は、自然にマイナスイオンを発生させる特徴があります。マイナスイオンはリラックス効果があるとされており、森林の中にいるような心地よい空気を作り出します。

この効果によって、家の中で過ごす時間がより快適になり、ストレスの軽減にもつながります。

耐火性に優れ、安全な住環境を作る

シラスはもともと火山の噴火によってできた素材なので、非常に耐火性に優れています。万が一、火災が発生した場合でも燃えにくく、有害なガスを出しません。

住宅の安全性を高める上でも、大きなメリットとなります。

長持ちし、メンテナンスが楽

シラス壁は、一般的なクロスや塗装の壁に比べて耐久性が高く、長持ちします。汚れがつきにくく、傷がついても簡単に補修できるため、メンテナンスの手間がかかりません。

自然素材のため経年変化も味わいとなり、長く住めば住むほど愛着が湧く壁材です。


シラス壁のデメリットは?

もちろん、シラス壁にも注意点があります。

コストが高め一般的な壁紙や塗装に比べると、施工費用がやや高めになります。ただし、耐久性が高いため、長い目で見ればコストパフォーマンスは悪くありません。

施工に時間がかかる塗り壁なので、職人の手作業が必要になり、施工期間が少し長くなります。そのため、新築やリフォームを考える際は、スケジュールに余裕を持つとよいでしょう。

水がかかる場所には不向きシラス壁は水に強いですが、直接水がかかると劣化の原因になることがあります。キッチンや浴室などでは、防水処理を施すか、別の素材と組み合わせるのがおすすめです。


シラス壁を取り入れるには?

シラス壁を取り入れる方法として、次のような選択肢があります。

  1. 新築の家で全面に使用する
  2. リビングや寝室など一部の部屋に取り入れる
  3. リフォームで壁の一部をシラス壁にする

特に、リビングや寝室に取り入れると、健康効果を実感しやすくなります。まずは家の一部に試してみるのもよいでしょう。


まとめ

シラス壁は、調湿・消臭・有害物質の分解・マイナスイオンの発生など、さまざまな健康効果を持つ自然素材です。特に、アレルギーやシックハウス症候群が気になる家庭にとって、快適な住環境を作るための強い味方になります。

デメリットもありますが、それを上回るメリットがたくさんあります。家族の健康を第一に考えるなら、シラス壁を取り入れた家づくりを検討してみてはいかがでしょうか?

 


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