新築・リフォームどっちでもOK!シラス壁の活用法まとめ
家を新しく建てるときやリフォームを考えるとき、壁材選びはとても大切です。中でも「シラス壁」は、自然素材でありながら多くの優れた特長を持つ壁材として注目されています。新築でもリフォームでも活用できるシラス壁の魅力と、その具体的な活用方法についてご紹介します。
シラス壁とは?
シラス壁は、火山の噴火でできた「シラス」を使った壁材です。日本では、特に鹿児島県や宮崎県などの南九州で多く見られます。シラスは、細かい粒子でできており、これを使った壁材がシラス壁です。
シラス壁の特長
調湿効果
シラス壁は、湿気を吸ったり放出したりする性質があります。これにより、部屋の湿度を適度に保ち、カビの発生を防ぎます。湿度が快適に保たれると、家の木材も長持ちします。
消臭効果
シラス壁は、嫌な臭いを吸着する力があります。これにより、部屋の空気がいつも新鮮に保たれます。
耐久性
シラス壁は、火山灰が元になっているため、非常に強く、長持ちします。外壁に使うと、雨や風から家を守り、内壁に使うと、室内の環境を快適に保ちます。
抗菌・抗ウイルス効果
シラス壁には、細菌の繁殖を防ぎ、ウイルスの活動を抑える効果があります。これにより、室内の衛生環境を保つことができます。
デザイン性
シラス壁は、自然な風合いがあり、見た目も美しいです。色や仕上げ方もさまざまで、自分の好みに合わせて選ぶことができます。
新築でのシラス壁の活用方法
新築の際には、シラス壁を外壁や内壁の仕上げ材として全面的に採用することが可能です。外壁に使用することで、耐久性や断熱性が向上し、内壁に使用することで、調湿や消臭、抗菌・抗ウイルス効果によって快適な室内環境を実現できます。
リフォームでのシラス壁の活用方法
リフォームの場合、既存の壁紙の上から直接シラス壁を塗ることができる製品もあります。例えば、「白州リフォーム」というシラス壁材は、ビニールクロスの上から直接塗ることが可能で、施工が簡単です。
これにより、大がかりな工事をせずに、シラス壁の特長を取り入れることができます。
シラス壁の施工事例
シラス壁は、住宅だけでなく、商業施設や公共の建物にも使われています。例えば、福岡空港では、シラス壁が採用され、消臭や調湿の効果が期待されています。
その他にも、病院や介護施設、学校などの公共施設にも採用されており、衛生的な環境づくりに貢献しています。
まとめ
シラス壁は、新築やリフォームのどちらの場合でも、その優れた特長を活かして快適な住まいづくりに貢献します。自然素材でありながら、高い調湿・消臭・耐久性・デザイン性・抗菌・抗ウイルス効果を備えており、健康的で快適な生活環境を提供します。家づくりやリフォームを検討する際には、ぜひシラス壁を選択肢の一つとして考えてみてください。
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