シラス壁全般 Q&A

シラス壁全般

100%自然素材

Qシラス壁開発の経緯とは?
A
~お客様のために本当に安心できる建材を求めて~
1990年代、建設業界では施工性や均一性を優先するあまり、化学樹脂を含む建材が多く出回っていました。
お客様の健康を第一に考え、本当に安心できる建材を探していた弊社代表が着眼したのは、故郷である南九州のシラス。養分が乏しく農耕に不向きで、大雨が降ると土砂災害を起こす厄介者として嫌われていたシラスですが、一方では家畜小屋の床にまいて余計な水分やニオイを吸収させるために使われていました。このシラスを活用し、本当に安心できる建材を求めて、100%自然素材への壁づくりへのチャレンジが始まりました。
そして、ついに1999年5月、100%自然素材の内装材「薩摩中霧島壁」が誕生しました。
Q100%自然素材へのこだわりとは?
A
無農薬野菜をこだわって買う人がいます。美味しいのはもちろん、何より家族の健康を考えてのこと。
住まいだって同じです。 いちばん大切なのは、住む人が健康で気持ちよく暮らせること。だから私たちは、100%自然素材にこだわります。

主原料・シラス

Qシラスの主原料“シラス”ってなに?
A
シラスは、2万5千年前、現在の鹿児島湾北部を火口とする姶良カルデラの大噴火によって発生した火砕流が堆積した火山噴出物です。
シラスは、マグマの超高温で焼成された高純度無機質セラミック物質で、私たちはこれを「マグマセラミック」と呼んでいます。
Q「シラス」と「火山灰」は違う?
A
シラスは2万5千年前、現在の鹿児島湾北部を火口とする姶良カルデラの大噴火によって発生した火砕流が堆積したものです。マグマが急激に冷やされて火砕流となったため、噴火前のマグマの成分の多くが揮発せずに閉じ込められています。
シラスは、桜島の噴火で空に舞い上がってから降ってくる火山灰と混同されがちですが、それとは似て非なる火山噴出物なのです。
Qこれまでシラスは活用されていなかったの?
A
当社が開発するまでは左官壁材としては利用されていませんでしたが、土木用としてコンクリートの骨材や道路の路盤材として活用されてきました。一般建築でも二次的に再度熱を加えてセラミック系タイル、ガラス系建材、中空粒子ガラスバルーンなどに活用されています。
しかし、おおいに活用されているかといえば決してそうではありません。
左官壁材としての製品化は幾度か研究が試みられていましたが、成功した事例はありませんでした。そのため、当社で開発に成功した事はその意義も非常に大きく、鹿児島県の工業技術センターからも高い評価と期待をいただいています。
Qシラスの成分は?
A
シラスの主成分は珪酸。除湿材の主原料でもあり、これによってシラス壁には優れた調湿機能があります。また、アルミナはガスの吸着機能が高く、シラス粒子中の空洞にニオイや化学物質の分子を吸着します。この他に、カルシウム、カリウム、ナトリウム、鉄、マグネシウム、マンガン、チタンから構成されています。

<シラスの構造>
マグマの超高温で焼成されたマグマセラミック物質であるシラスは、人工ではつくることができない多孔質の微粒子。非晶質の占める割合が多く、他の火山噴出物とは決定的に異なる極めて特異な性質を持っています。非晶質の場合は分子構造が不安定で活性化し、環境によって触媒反応等が起きやすくなることから、消臭・分解、殺菌、イオン化などの機能を発揮すると考えられています。
シラス粒子の顕微鏡拡大写真

環境貢献

Qシラス壁の製造工程は?
A
高千穂シラス壁は、南九州では厄介者とされるシラスを活用するのみならず、製造時にも二次焼成など大きなエネルギー消費のない省エネ製品です。
しっくいや珪藻土壁の多くは、製造時に約1000℃の熱で焼成しています。
一方、シラスは太陽熱を活用した天日乾燥を用いており、焼成工程は不要です。その他の工程もできるだけ機械に頼らず、人の手を使うローテク製法にこだわっているシラス壁は、大きなエネルギー消費がなく、地球環境への負荷が少ないエコ建材です。
<製造過程>

  • 1. シラスを採取

  • 2. 一回目のふるいがけで大きな粒子を取り除く

  • 3. 天日乾燥(約2~7日間)

  • 4. まんべんなく乾燥するよう攪拌する

  • 5. 二回目のふるいにかけ、商品別にシラスの粒をそろえる

  • 6. 農家の飼料車(サイロ)を再利用した貯蔵庫に収納する

  • 7. ミキサーでシラスと他の構成材料を混ぜる

  • 8. 袋詰め・ミシンがけをする

  • 9. 完成!
Qシラス壁のエコポイントとは?
A
シラス壁には4つのエコポイントがあります。
  • シラス壁エコポイント1『低炭素製造』
    シラス壁は太陽熱を活用した天日乾燥など、できる限り地球環境に負荷を与えない低炭素製法でつくっています。
  • シラス壁エコポイント2『環境共生』
    地元の自然環境を守るため、工場設備はできるだけ拡大せず地元農家の納屋を有効活用。地域振興にもつながっています。
  • シラス壁エコポイント3『長寿命』
    シラスは天然のセラミック物質。無機質だから退色・劣化が少なく長寿命。
  • シラス壁エコポイント4『省電力』
    調湿性に優れたシラス壁は室内の湿度を快適に保つから、冷暖房効率をアップして光熱費を削減します。
Qシラス壁のCO2削減効果は?
A
シラス壁は太陽熱を活用した天日乾燥など、できる限り地球環境に負荷を与えない低炭素製法でつくっています。さらには、優れた調湿・断熱機能で環境貢献します。

シラス壁のCO2削減効果(建坪40坪、内外装各200m²使用の場合)
製造時の削減効果・・・約2,250kg ※1
光熱費低減による削減効果・・・約30kg /年 ※2
25年間住み続けたとすると、なんと約3,000 kg削減
※1:製造時に焼成を要する壁材と比較した場合の削減量(当社試算)
※2:夏季のエアコン設定温度を2度上げた場合の削減量(当社試算)

施工

Q施工を直接メーカーで請負しないのか?
A
弊社での施工は基本的に行いませんので、お抱えの左官屋さんに依頼してください。施工が非常に簡単なので、プロの左官屋さんならどなたでも、施工要領書に添って施工いただければ問題なくおさまります。もちろん、施工指導は当社にて責任を持って行う体制になっています。