外装仕上げ材 Q&A

外装仕上げ材

Qシラス外装材はどのようなところに採用したらいいの?
A
戸建住宅をはじめマンション、店舗、医院等広い用途でお使いいただけます。
シラスならではの豊かな質感が、外観デザインを演出します。
Q“透湿”機能を持つ外壁材とは?
A
シラスの多孔質構造により、下地面及び壁内に滞留する湿気を逃したり、壁体内結露の発生を抑え、長期にわたり建物を良好なコンディションに保ちつづけます。
Q透湿機能があるのに“防水性”も兼ね備えているのはなぜか?
A
重力と置換原理を利用し水の進入を防ぎます。シラス壁に浸み込んだ雨水は、隙間が細かい下塗り材にはほとんど浸み込むことなく、重力によって下方向に引っ張られながら、隙間が大きく抵抗が少ない上塗り材の表面へと流れていきます。
仕上げ表面の防水処理が必要なく、工期の短縮、コストの削減などのメリットを生みます。
Q“防水加工しないのに、雨は通さない”ってホント?
A
透湿性に優れながらも、雨が浸透しない・・・・・・なぜ、そんなことが可能なのでしょうか?
まずは、当社で実施した防水比較テストの結果をご覧ください。
    1. 「そとん壁」・・・ 18mm厚・かき落とし仕上げ
      (「そとん壁」下塗材10mm厚+「そとん壁」上塗材8mm厚)
    2. 市販モルタル・・・ 18mm厚・ハケ引き仕上げ

    それぞれ同量・圧で水をかけます。
    ※ サンプル手前に設置した塩ビパイプに穴をあけ、斜め方向より水をかけます。(雨を想定)

  • [3時間後]※サンプル裏面
    1. そとん壁・・・透水は一切見られない
    2. 市販モルタル・・・透水が大部分に見られた
  • [6時間後]※サンプル裏面
    1. そとん壁・・・透水は一切見られない
    2. 市販モルタル・・・透水が全面に見られた

    断面を割って内部への浸透を確認


1. そとん壁
下塗りには(表面から8mm下)浸透が一切見られない

2. 市販モルタル壁
断面すべてに浸透が確認された

「そとん壁」の主原料であるシラスの粒子が多孔質で、複雑な形状を成していることから、内部まで水が浸透しないと考えられます。

Qシラス外装材の その他の特長はどうなのか?
A

省エネ・節電
シラス壁の断熱性により、年間を通してエアコンの使用抑制に貢献します。
夏季はシラス外装材(スーパー白洲そとん壁W)に打ち水をすることにより、気化熱作用で建物内外の温度上昇を抑制し、省エネに貢献します。

防火性について
建築基準法で定められる防火材として認められています。(モルタルと同等の扱い)
「スーパー白洲そとん壁W」は無機質の不燃材で構成されており、火、熱に強い壁材です。
万一火災になったとしても有毒性ガスは発生しません。

吸音性について
「スーパー白洲そとん壁W」は標準塗り厚が18mmです。壁内部は多孔質のポーラス状になっているため、吸音性が高く、モルタルやサイディングに比べて反響音が少なく静粛性に優れています。

断熱性
「スーパー白洲そとん壁W」の熱伝導率はモルタルの約1/6。そのため、夏は涼しく冬は暖かい暮らしを実現します。優れた断熱性能により、年間を通して快適な室内環境に貢献します。
スーパー白洲そとん壁W 熱伝導率 0.20W/(m・K)

Q塗り壁だからやはり “クラック(ヒビ割れ)”は出やすいの?
A

「スーパー白洲そとん壁W」の主原料シラスは多孔質で形状も不整形を成し、太陽の熱や光、さらには水、風、寒冷などあらゆる自然現象に対して変質しない高純度無機質セラミック物質のため、クラック(ヒビ割れ)が発生しにくい材料です。
但し、下記のような建物自体に大きな動きがかかる恐れのある場合は、伸縮追随に限度がありクラックが発生するケースがあります。

[1]構造剛性が低く、地震時や強風で動く建物
[2]木構造の場合、木材の吸放湿による伸収縮や曲がりが過度に大きい場合
[3]軟弱地盤上の建物で不同沈下が発生しやすい建物

「スーパー白洲そとん壁W」とて塗り壁である以上完璧ではありません、万一クラックが入った場合は、簡単に補修できる工法(ドラパ工法)を開発し備えています。

Q凍結融解に対して耐久力の低下は起きないか?
A
気温-18度と+23度(温度差41度)の凍結融解テストを繰り返し90回行ないましたが、変化は一切見られず、シラスのもつ多孔質と完全無機質による物質安定性が実証されています。
南九州ではシラスが石垣や塀などに使われています。これらが100年以上の永い歴史をもつにもかかわらず、ボロボロになった形跡が見当たりません。(例えば宮崎県都城盆地は北関東の宇都宮市と同等の気候で、冬場の冷え込みは非常に厳しい地域です)
東北・会津地方の施工事例においては、5年経過した今でも凍結融解の影響は受けておりません。
今後も製品性向上のため継続して様々なデータをとり、検証を続けます。現段階においても安心してご採用いただいて全く問題ありません。
※但し、施工時における硬化中の凍結は施工不良となりますので、気温5℃以下での施工に際しては温度管理が必要です
Qシラス外装材の耐震性能は?
A
100%自然素材であり、短時間施工可能の外装用仕上材「スーパー白洲そとん壁W」の耐震性能はどれくらいあるのでしょうか?
横浜国立大学と共同で、「スーパー白洲そとん壁W」の耐震性能について評価、検証を行いました!

◇「そとん壁W」耐震試験

【試験体A】下地を在来軸組工法とし、「そとん壁W」施工(上塗りと下塗りの間にガラスネットを伏せこみ)
【試験体B】下地を在来軸組工法とし、「そとん壁W」施工(ガラスネットは伏せこまない)
● 試験体
試験体

柱脚固定式を用い、柱頭および柱脚、土台を加力フレームに固定し、桁に地震力を想定したみせかけのせん断変形角を正負交番の水平力を載荷する。壁材の評価は、載荷重が最大となる点を持って評価した。

● 加力スケジュール
加力スケジュール

◇試験結果

  1. 試験体A は、変形角で概ね1/25rad程度まで耐力は低下しなかった。
    1/20radまで完全な浮き上がりは見られず、1/15radでも剥離しなかった。
    ⇒ 従前のモルタルと同等レベル。
    壁倍率は約2.4。これも従前のモルタルと同等レベル
  2. 試験体B は、変形角で概ね1/35rad程度まで耐力は低下しなかった。
    1/30radまで、完全な浮き上がりは見られず、1/15radでも剥離しなかった。
    ⇒ 現在多く採用されている軽量モルタルと同等レベル。
    壁倍率は約1.9。これも軽量モルタルと同等レベル

◇まとめ

本試験での試験体2体は高い変形能力を有している
設計上で必要耐震壁量は筋かい等の耐力壁で満たし、その仕上げ材に「そとん壁W」を用いることで、地震力に対して対抗する耐力性能に十分な余力を有すると考える

Qシラス外装材の施工行程は?
~「スーパー白洲そとん壁W」vs「モルタル壁」施工工程徹底検証
A
「スーパー白洲そとん壁W」は、これまでの左官材の常識をはるかに超えた短工期で実行予算低減に大きく貢献します。
● 工程
工程

特に最近の左官壁材は化学物質が多用され施工性(職人の高技能不要)に重きをおいたレトルト型のものが多く、一見簡単な施工と考えがちです。しかし、クラック防止や耐久性向上のための施しを多く要求しており、4~7工程のものが主です。
しかし、「スーパー白洲そとん壁W」は工程が極端に少なく2工程のみで仕上ります。

Q意匠性、デザイン性はどうなの?
A
色調は自然素材ならではのやさしい9色のカラーバリエーション、仕上げテクスチャーは、7つのパターンをご用意しております。
最近の人工化されたデザインの傾向から逸脱し、本物ならではの素朴でナチュラルな素材感、風合いだけがもちうるデザイン性を実現しています。
Q電気代はどのくらい節減できるの?
A
そとん壁Wの電気代節減量は?

断熱効果
そとん壁Wと比較対象となるモルタルの「熱伝導率」を下記に示します。

● 表1.熱伝導率[W/(m・K)]
そとん壁W(外壁) モルタル(外壁)
0.20 1.12
断熱効果

「熱伝導率」は、値が小さいほど熱が伝わりにくく、断熱効果が高くなります。

冬・夏のそれぞれの初期条件(室内・屋外温度)とそとん壁・モルタルの室内側表面温度を表5に示します。上の熱伝導率および壁の厚み(そとん壁=モルタル=18mm)より、室内側壁表面温度が下記のように求めることができます。

[冬]
屋外温度0℃、室温15℃の場合、外の冷気により室内側壁表面の温度は低下します。モルタルに対してそとん壁Wは、約3℃高くなる効果が期待されます。
[夏]
屋外温度35℃、室温28℃の場合、外の暑気により室内側壁表面の温度は上昇します。モルタルに対してそとん壁Wは、約1.5℃低くなる効果が期待されます。

● 表2.室内側壁表面温度【℃】
  屋外 室内 そとん壁W モルタル 温度差
0.0 15.0 8.3 5.2 3.1
35.0 28.0 31.1 32.6 1.5

暖房時

1℃につき電気代約7%が
低減できると言われています。

冷房時

1℃につき電気代約10%が
低減できると言われています。

そとん壁Wの断熱&調湿の相乗効果は?
※上記電気節減量は、夏・冬の条件に当てはめて理論的に算出したものです。あくまでも目安としてご活用ください。