山道勉建築 様 オフィシャルHP

〒870-0854 大分県大分市羽屋9-3 B301
TEL:097-546-1565
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作品名:

遠くを見る家 ~中津 6つの庭をもつ住まい~

①シラス建材:

スーパー白洲そとん壁W W-121 かき落とし仕上げ

②自然素材:

構造材:地元県産日田材の杉・桧
床材:日田杉縁甲板
壁・天井:日田杉羽目板、木片チップ入り紙クロス
機能は全て共通の、調湿する素材並びに(自然な)経年変化の美しさ(時間仕上げ)

③当設計事務所の拘り(企業コンセプト)

人も家も“そのものらしく”いられるようにと、家族・自然・歴史・時間・地域、
それぞれの繋がりを編み込むようにして、家と庭を同時に設計しています。

“家族の暮らし方”がカタチとなって、心のひだのようなところを感じることのできる住まい。
長い時間を超えて愛せる、愛される家を、皆さんと共感しながら生み出しています。

作品コンセプト:

「家は、家族の“ふるさと”であると思っています」

これから“家族”となっていくご夫婦のそんな想いをうかがって家づくりは始まりました。
若いご夫婦が“ふるさと”となる家をつくるため、祖父母の土地と家を引き継いで建て替えた住まいです。

築60年程の旧居を切り離し、納屋部分を残して手を加え,中庭を介して母屋(新居)を配置。
アプローチから始まり納屋から母屋へ、玄関から内部へ奥に進むにしたがって徐々に心が落ち着けるようなプランとなっています。

雁行する軒とぬれ縁は、内と外との境界をやわらかく繋ぐとともに、そうした心の移り変わりも表しているともいえます。

新たな空間のなかに、古材の存在をさりげなく感じさせています。
玄関の欄間をはじめ和室の竿縁や仏壇置き場、床の間は旧居のものを再利用して組み直し、夏の建具となる簀戸は、高さを変え4枚引き込み戸として生まれ変わりました。
家族を見つめるロフトの梁も、何十年と旧居の屋根を支えていた小屋梁です。

また庭においても受け継ぐなかで、 家のプランニングに呼応するよう再構築しました。
既存の石灯籠・庭石(巨石)はすべて再利用することにし、役割を持たせて新たな庭にひとつひとつ組み直しました。

樹木は実のなる木や思い入れのある木を残したり移植し直したり、庭のストーリーにふさわしい樹木や緑を新しく仲間に加え、育てる楽しみもやさしく組み込みました。

こうして出来た性格の違う6つの庭は、家の中から眺める風景を豊かにし、近隣の人や通りを歩く人との交流を自然にしてくれます。

そして、その庭にそっと佇む新旧の建物は、過去と未来の歴史をつなぐ確かな礎(いしずえ)となっていると感じています。

「ご先祖様も一緒にいる家」となるような住まい。

これから生まれてくる子どもたちはここで心と身体を育てていきます。

「ひとつの家族として、家があるといい」と願って生まれた家が、“家族のふるさと”となることをいま、確信しています。





作品02

作品名:

紡ぐ家 ~3世代の住まい~

①シラス建材:

スーパー白洲そとん壁W W-121 かき落とし仕上げ

②自然素材:

構造材:地元県産日田材の杉・桧
床材:日田杉縁甲板、天然コルクタイル
壁・天井材:日田杉羽目板、木片チップ入り紙クロス、ほたて貝殻入り漆喰

上記素材の機能は全て調湿する素材並びに(自然な)経年変化の美しさ(時間仕上げ)

③当設計事務所の拘り(企業コンセプト)

人も家も“そのものらしく”いられるようにと、家族・自然・歴史・時間・地域、それぞれの繋がりを編み込むようにして、家と庭を同時に設計しています。

“家族の暮らし方”がカタチとなって、心のひだのようなところを感じることのできる住まい。
長い時間を超えて愛せる、愛される家を、皆さんと共感しながら生み出しています。

作品コンセプト:

【敷地・環境】
敷地は、竹林の山を背に、南側に棚田を望む里山の中にあります。
敷地の東側を沿うように、南東から北へと続く石畳は1000年の歴史がある参道です。
竹林奥へと繋がる古道は今もなお、通学路や生活歩道として地域の人たちに日々活用されています。
新しく生まれ変わる家が、悠久より繋がってきたこの景色に見合う ものとなることを心にとどめ、設計が始まりました。

【 建て主さんのご要望 】
代々住み継いでこられた築80年余りの住宅の建て替えです。
老朽化が進んできたこともあり、 これまでの増築部分を含めると大きすぎた住居を、家族の息遣いが共に感じられるようコンパクトに、そしてご両親が穏やかに過ごせるようなバリアフリーの家をと望まれました。

【紡ぐ家 ~3世代の住まい~ は こんな住まいです 】
「家の歴史とのつながり」、「家族(世代)のつながり」、「地域とのつながり」を多角的にとらえて誕生した住まいです。
「3世代がひとつの家で共に過ごすこと」をじっくり見つめました。
そしてコンパクトにしながらもプライバシーの保ち方・距離感に心を配りました。

家族が集う空間と個になる 空間の距離感、それぞれの世代が自分らしくいられるよう、相手に配慮したり、自分の気持ちを自然と切り替えたりできるよう工夫しています。

平屋部分の繋がり方はもとより、2階部分の在り方についても考慮しました。

階高のとらえ方を、空間の性格と上手に同調させることで、室内の家族同士や屋外とのつな がり、そして将来にわたっても2階の存在を引き立たせるようにしています。

また、あらゆる空間においてこの家を豊かにする事柄が互いに共存し共鳴しあっています。

たとえば、プランから導きだされた構造によってより「強さ」を高めたこと、そこでは収納などの「機能」も高めていること、さらに「光」や「風」や「気配」がやさしく行き交う空間としていることなど。
紡ぐ家では、こうした「豊かな家であるための意匠」があちらこちらに「自然と」ちりばめられています。

県産材の杉や桧を中心とした無垢材、木製建具や造作家具、内壁や天井などに木の素材や特性を活かした意匠、外壁は九州の火山灰で作られたシラスそとん壁の左官材、どの材も調湿や経年変化を楽しめ、 環境への負荷やエネルギー消費への配慮ができるものとなっています。

また新しい材に加え、さらに、この家を深めてくれているひとつに、古材があります。
旧家で使われていた瓦・梁・柱・框・棚・建具・家具・手すり・基礎石・植栽などを解体の際に保管し、職人たちの丁寧な仕事によって適所へ組み込んでいきました。

旧家や地域の歴史、家族の想い出と共にある他のものでは代用することのできない古材は、新しい材とやさしく馴染みながらそっと溶け込むように存在し、包まれる人たちの気持ちを和らげています。

建て主ご家族と山道勉建築が共に見つめ共にとらえた家の本質は、幾層にも重なってより一層深みのある「日常」を紡いでゆく家となりました。